2010年11月08日

草木染めとは 2




『 草木染めの原料 』




コチニール          


コチニールは、日本でも普通に見られるウチワサボテンの表面に寄生する貝殻虫の一種。雌の体から鮮やかな紅色の顔料がつくられる。


   


紅麹


麹の一種。鮮やかな紅色をした紅麹とよばれる天然着色料。中国では、古来から醸造や消化器系を助ける漢方薬として使われている。日本でも最近の研究で、紅麹に血圧降下作用・コレステロール生合成抑制作用・防腐機能・ガン予防効果があることが分かっており、健康食品としても注目されている。





蘇労(すおう)


インド・マレー半島原産の小高木。古く中国経由で日本に入り、その深みのある赤は紅花に次ぐものとして、王朝の貴人たちの衣服を飾った。ネムノキのような華を広げたマメの木。まばらな花の穂をたてて、上の花弁に赤筋のある黄色の花をつける。古文書を紐解けば、腫れを引かせる・化膿した膿を出させるの効き目も並ぶ。





アカミノキ木



紅茶のような透明感のある赤茶色。マメ科の高木。原産地は中央アメリカ。マヤ文明が栄えた頃、織物の染色・民間薬として使われていた。明治の初め頃に日本に渡来し、黒色染料として使われた。





きはだ


日本の山地に自生する落葉高木で、25mくらいになる。5-7月、枝先に黄緑色の小花をまとめて咲かせ、雌株は秋に黒紫色丸い実を結ぶ。名は黄肌の意味。淡黄褐色でコルク質の薄い樹皮を剥ぐと、鮮やかな黄色の内樹液がある。これをきはだと呼んで、薬用染料にする。健胃・整腸剤、また火傷の治療にも効果がある。




えんじゅ



中国原産の落葉高木渡来は古く、今までは人家や街路樹などいたるところで目にする。夏から秋にかけて、梢にまばらな花穂を立て、淡黄色の豆の花を咲かせる。花後、数珠のようにくびれた豆の莢(さや)が重そうに垂れ下がる。長さ4-7cmの肉質で、中に1-5個の豆が入っている。花・実・枝葉とも薬用になり、花は黄色の染料として名高い。




鬱金(うこん)


熱帯アジア・インドシナ半島原産の薬用植物。カンナに似た大きな葉を伸ばし、その根元の地面にいきなり花穂が立ち上がる。やがて白っぽく平たいつとの間からクリーム色の花が咲き出す。英名ターメリック。根は黄色の染料になり、薬用にもなる。カレー粉の黄色は主にこのうこん。うこんは静菌効果を有している。








インドシナ原産と言われ、飛鳥時代に日本に入ってきた一年草。タデアイとも呼ばれる。丈は50-60cm。茎は滑らかで紅紫色を帯び、乾かすと黒っぽい藍色に変わる。徳島県で多く栽培され、阿波藍は名高い。藍とは、青い染料がとれる植物の総称。





posted by 永井 at 00:00| 取り扱い製品のこと